令和7年度 有田圏域自立支援協議会 全体会が開催されました。

―「いつもと違う協議会」から始まる、新たな一歩―

令和7年7月16日(水)、湯浅町役場・なぎホールにて、有田圏域自立支援協議会の全体会が開催されました。当日は行政職員、相談支援専門員、福祉事業者など68名の参加があり、大変活気ある会となりました。

今年度の全体会は、運営会議にて内容を協議する中で、「いつもと違う協議会」をキーワードに掲げて準備を進めてきました。例年実施していた有田圏域アドバイザーによる報告枠が、今回は日程の都合で実施できなくなりましたが、それを前向きに捉え、柴田アドバイザーによる特別講演へと切り替えるなど、柔軟で発展的な取り組みが行われました。

柴田アドバイザーによる特別講演動画(自立支援)協議会の活用と相談支援体制の整備について


全体会では、新規事業所による活動紹介や、地域生活支援拠点に関する発表も行われ、各参加者にとって学びの多い内容となりました。私からは、地域生活支援拠点が現在ハード面の整備を終えつつも機能面で停滞している現状について、コーディネーターの役割と重要性をお話しさせていただきました。特に、医療的ケア児等コーディネーターの実践を例に、基幹・委託・特定相談とは異なる立ち位置での支援の必要性を共有しました。

地域生活支援拠点のこれから〜つながらない現実に目を向けて~(PDF資料)


ここ数年で協議会は、相談体制の整備から地域課題の抽出へと段階的に発展してきています。こうした積み重ねが、今回のように多くの参加者を迎える全体会につながったと感じています。全体会を終え、いよいよ本格的な部会活動が始まります。合言葉の「いつもと違う協議会」に続いて、今年度は「いつもと違う部会運営」にも期待が高まります。


私自身も、就労部会や住まいのワーキングチームの事務局、医ケア分科会への参加をはじめ、保育所等訪問を考える会や、よりそい会議、こども食堂の実施などを通じて地域に働きかけてまいります。今年度の個人的な合言葉は「現状維持で満足しない」。皆さまとともに、より良い地域づくりを進めていきたいと思いますので、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。

(文責:T.M)