地域プラットフォーム にじの架け橋
地域プラットフォーム「にじの架け橋」は、和歌山県有田川町を拠点に、医療的ケアが必要な子どもや大人、重い心身の障がいがある人とその家族を中心に、支援者や地域の人がつながり、学び合い、少しずつ未来を形にしていく“出会いと語り合える場(プラットフォーム)”をめざします。
子どもたちと家族が心から楽しめる時間や、ワクワクする体験を大切にしながら、地域と社会が自然に力を合わせて、暮らしを支え合う未来を描いています。
ここでは、支援する人と支えられる人という境をこえて、誰もが安心して共に生きられる地域づくりを進めていきます。

医療的ケアが必要な子どもについて
いま日本では「医療的ケアが必要な子どもたち」が年々増えています。
人工呼吸器やたんの吸引、経管栄養など、日常生活を送るために医療のサポートが欠かせない子どもたちのことです。
2019年には全国で2万人以上と推計され、10年前より6千人も増えました。今後もさらに増えると見込まれています。

子どもたちと家族が直面する現状
子どもたちの暮らしには、日々の医療的なサポートが欠かせません。そのため、施設など受け入れ先は限られ、家族の負担は今もとても大きいままです。
法律や制度の整備は少しずつ進んできましたが、家族が安心して休める場(レスパイト)がまだ十分ではなく、地域によっては支援体制がなかなか整わない現状もあります。
ここ有田圏域でも、さまざまな事情から計画が思うように進まず、家族の負担が軽くならない課題が残っています。

私たちが取り組む理由
私たちの願いは、すべての命が等しく尊重され、誰もが地域の中で役割を持って生きられる社会を築くことです。
一人ひとりが生きる力を発揮し、互いに支え合う関係を当たり前にしたい。
そのために、私たちは楽しい時間や心が弾むような体験を子どもたちや家族に届けることを大切にしたいと思います。
その体験が家族の心を支え、地域がともに育つ力を生み、誰もが安心して暮らせるインクルーシブな地域づくりへとつながると信じています。

名前に込めた想い
「にじ」は多様性と希望の象徴。
「架け橋」は、人や思い、地域と未来を結ぶ橋を意味します。
私たちは、支援する人・支えられる人という関係をこえ、地域でともに暮らす仲間として出会い、語り合いながら次の一歩をつくっていきます。

小さな一歩から
にじの架け橋は、家族会や自助グループという枠にとらわれない、誰もが気軽に集まり語り合える場として始まります。
ここから学びや情報交換、地域の取り組みへと広げ、子どもたちと家族が安心して暮らせる未来を一緒に描いていこうと思っています。
